Claude Code Advisor:Sonnet + Opusの設定と呼び出し確認

日常的な実装をSonnetに任せ、難しい判断ではOpusに相談するClaude Codeの構成を説明します。/advisor、advisorModel、--advisorの設定、対応するモデルの組み合わせ、実行ログでの呼び出し確認、キャッシュなしの相談費用を確認します。機能フラグ、モデルの組み合わせの拒否、ゲートウェイでのツール拒否を区別して対処します。

目次
Claude Code Advisor:Sonnet + Opusの設定と呼び出し確認

Claude Codeのadvisorを使うと、通常のコーディングはSonnetが進め、難しい判断をOpusに相談できます。claude --model sonnet --advisor opusで起動し、レビューを頼りにする前に実行ログのAdvisingと呼び出し結果を確認してください。相談のタイミングはモデルが選び、追加のトークンを消費します。ゲートウェイがツールを拒否すると、相談が行われなくなる場合もあります。

2026-11-06時点で、advisor機能は実験段階です。以下の例は、CLIの導入と認証が済み、Anthropicへの通常のリクエストが成功する環境を前提とします。Anthropicに直接接続する経路は、サブスクリプションとAPI課金の両方のアカウントで利用できます。ゲートウェイ経由の対応状況は、別途確認が必要です。

別のモデルに切り替えず、advisorを使うのはどんな場合ですか?

リファクタリング、繰り返し起きる不具合の調査、難しい判断がときどき必要になる実装にはadvisorを選びます。Sonnetが引き続き作業を担当します。相談が必要になったときは、もう一つのモデルがツール呼び出しとその結果を含む会話履歴全体を確認します。

これはAnthropicがアドバイザーを使う戦略で説明している役割分担です。すべての作業でOpusと同じ品質が得られるわけではなく、一定の節約額も保証されません。

必要なこと選ぶ方法動作の違い
実行中に必要な場面だけ助言を得るAdvisor別のモデルに相談するタイミングをClaudeが決めます
Opusで計画し、Sonnetで実装するopusplanモデルへのアクセスが許可されていれば計画モードではOpusを使い、実行ではSonnetを使います
調査やレビューを別の作業として任せるmodelを指定したサブエージェント指定したモデルが、委任された作業を実行します
以後のメインセッションのリクエストで、より強い推論を使う/modelメインモデルを切り替えます

あまり計画を必要としない短い作業なら、まずadvisorなしで始めてください。ほぼすべての段階でOpusが必要なら、メインセッションをOpus 5.5に切り替える方法が適しています。

起動コマンドだけで、検索、grep、ドキュメント調査を担当する三つのHaikuサブエージェントが作られることはありません。その構成には、別途サブエージェントのモデル設定を使ってください。文書化されているCLIオプションは、JSONを渡す--agentsです。出回っている--subagents haikuというコマンドで代用しないでください。

advisorを有効にする三つの方法

最初に試すときは、保存済みのアドバイザー設定を変えない起動フラグを使います。まずBashでクライアントのバージョンを確認してください。

claude --version

このSonnet 5.5とOpus 5.5の例には、2.1.284以降を使ってください。この最低バージョンはモデルの要件によるもので、advisorが初めて登場したバージョンではありません。文書化されているCLIの更新コマンドはclaude updateです。

一つのセッションだけに適用する:—advisor

プロジェクトのディレクトリから、Bashで次を実行します。

claude --model sonnet --advisor opus

2026-11-06時点のAnthropic直接接続では、これらのエイリアス、つまりモデルの別名はSonnet 5.5とOpus 5.5を指します。対応するモデルは更新で変わったり、設定で上書きされたりする場合があります。バージョンを明示するには、完全なモデルIDを指定します。

claude --model claude-sonnet-5-5 --advisor claude-opus-5-5

このセッションでは、フラグの指定がadvisorModelより優先されます。advisorのドキュメントによると、claude --helpにこのフラグが表示されないのは想定された動作です。

セッション中に設定する:/advisor

Claude Code内で次を入力します。

/advisor opus

Advisor set toに続いてモデル名が表示されます。/advisorだけを実行すると、モデルの選択画面が開きます。

ローカルのターミナルセッションでは、通常、この選択が今後の既定値として保存されます。リモートセッションでの保存には、設定リファレンスに記載された別の規則があります。

今後のセッションにも適用する:advisorModel

ユーザー設定ファイル~/.claude/settings.jsonに、このプロパティを追加します。

{
  "advisorModel": "opus"
}

ファイル内のほかの設定は残してください。これはアドバイザーを選ぶ設定です。メインモデルをSonnetにする設定ではありません。

機能を有効にした後は、次の通知を探してください。

Advisor Tool (experimental) is on and may use more tokens · /advisor

この通知は機能が有効になったことを示します。実際に相談が行われた証拠ではありません。

どのモデルの組み合わせが使えますか?

Claude Codeが定める順位で、メインモデルと同等以上のアドバイザーを選びます。次の例は、2026-11-06に確認した現在の対応表から選んだ組み合わせです。

メインモデルアドバイザー想定する用途
Sonnet 5.5Opus 5.5通常の実装を進め、より強いモデルでレビューします
Haiku 5.5Opus 5.5軽いメインモデルを使い、必要に応じて深い助言を得ます
Sonnet 5.5Sonnet 5.5同じモデルで二度目のレビューを行います
Opus 5.5Opus 5.5別のOpusによるレビューを受けます
Opus 4.7またはOpus 4.8Sonnet 5.5異なるモデル系列間で認められた組み合わせです

Haiku 5.5をメインモデルまたはアドバイザーにするには、2.1.293以降が必要です。Opus 4.7またはOpus 4.8にSonnet 5.5が助言する構成には、2.1.287以降が必要です。Haiku 4.5は助言を求められますが、アドバイザーにはなれません。

これらは利用可能な組み合わせであり、自分のリポジトリでの品質順位を保証するものではありません。組織のモデル許可リストavailableModelsによって、選択が制限される場合もあります。--advisorに禁止されたモデルや対象外のモデルを指定すると、対話形式の起動がエラーで停止することがあります。アドバイザーの順位が低い場合やモデルIDを認識できない場合は、メインセッションがadvisorなしで続くことがあります。

サブエージェントはadvisorの設定を引き継ぎ、自分に指定されたモデルに対して組み合わせを確認します。総利用量を見積もる際は、サブエージェントによる相談も含めて考えてください。

アドバイザーが実際に呼び出されたことをどう確認しますか?

まずツールの実行ログを証拠として確認し、その後で利用量を見ます。起動時の通知や、Claude自身の「Opusに相談した」という説明だけでは不十分です。

普段使っているリポジトリで、ファイルを変更しない次のプロンプトを試してください。認証処理を調べ、リファクタリング案を提示する前にアドバイザーへ相談するよう求めています。主な回帰リスクと、その変更を検証するテストも挙げるよう求めます。

Inspect this repository's authentication flow without changing files.
Propose one small refactor and identify its main regression risk.
Consult the advisor before presenting the plan.
Include the tests that would check the proposed change.

これは確認用のプロンプト例であり、呼び出しを保証するものではありません。相談のタイミングはClaudeが選びます。計画を決めるとき、同じエラーが続くとき、完了を確認するときは典型的な場面ですが、三つの固定トリガーではありません。

Claude Codeのadvisorには、呼び出しを強制したり、回数の上限を設定したりする項目はありません。プロンプトやCLAUDE.mdで相談を増やすよう依頼できますが、必ず通過するレビュー工程にはなりません。

アドバイザーのモデル名とともに表示されるAdvisingを探し、結果を次のように判断してください。

結果確認できること次に行うこと
Reviewedアドバイザーが会話をレビューしました読める形式の助言が返った場合はCtrl+Oで開き、その後の計画を確認します
Declined呼び出しは行われましたが、助言は辞退されました理由があれば読み、依頼内容を見直します
Unavailable呼び出しに失敗しましたAdvisor unavailable (<error_code>)を確認し、そのエラーを調べます
Advisingの記録がない相談が行われたことを確認できません明示的に相談を求め、表示されなければ有効化と接続経路を確認します

確認用の作業の後で/usageを実行してください。アドバイザーの利用量はセッション合計に含まれます。ただし、合計が増えただけではレビューの成功を確認できません。実行ログの結果と併せて判断します。

アドバイザーへの相談にはいくらかかりますか?

別のモデルが会話を読む分も予算に含めてください。メインモデルの利用量に、アドバイザーが消費したトークンが加わります。

API課金では、アドバイザーの入力と出力に、そのモデルの料金が適用されます。サブスクリプションでSonnetとOpusを組み合わせる場合、相談もプランの利用枠を消費します。無制限のレビュー枠が別に付くわけではありません。

2026-11-06時点のAnthropic標準料金では、Opus 5.5の入力は百万トークンあたり$4、出力は百万トークンあたり$20です。

以下はアドバイザー分だけの仮定に基づく試算です。Anthropic APIの直接課金と標準のグローバル料金を前提に、キャッシュを使わない入力を50,000トークン、課金対象の出力を2,000トークンとします。課金対象の出力には思考に使うトークンも含まれます。

Advisor token cost
= (50,000 × $4 + 2,000 × $20) / 1,000,000
= $0.24

これは相談一回ごとの定額料金ではありません。メインモデルの作業費用は含まず、サブスクリプションの利用枠がどれだけ減るかを計算するものでもありません。会話履歴やアドバイザーの出力が長ければ、見積額は増えます。

Claude Codeのadvisorドキュメントでは、相談のたびに会話履歴全体を読み直し、アドバイザー側のキャッシュを再利用しないと説明しています。/advisorの有効と無効を切り替えても、メインモデルのプロンプトキャッシュは維持されます。返された助言は、後のターンでそのキャッシュに含まれることがあります。

この説明はClaude Codeの動作に限ります。Messages APIを直接使う場合のドキュメントには、現在、アドバイザー用の独立したcachingオプションがあります。このCLI手順で設定する項目ではありません。

組み合わせを常用する前に、同じ作業を完了するまでの総費用を比較してください。完了の判定には同じ確認項目を使い、再試行や失敗した試行も数えます。コンテキストが大きいセッションでは、増加分をすべてadvisorのせいにする前にMCPが加えるコンテキスト量を測定してください。

/usageに表示されるドル額は見積もりです。実際の請求額は、プロバイダーの請求記録で確認してください。

ゲートウェイの400エラーと、通知なしの無効化を解決する

症状に合う対処を選んでください。機能自体が有効にならない場合、モデルの組み合わせを拒否された場合、サーバーツールに対応していない場合では、復旧手順が異なります。

起動時の通知も相談の記録もない

モデルを変更する前に、環境変数と設定のenv項目を確認してください。CLAUDE_CODE_DISABLE_ADVISOR_TOOL=1は、機能を完全に無効にします。

DISABLE_TELEMETRYとCLAUDE_CODE_DISABLE_NONESSENTIAL_TRAFFICも確認します。これらはadvisorに必要な機能フラグの仕組みを無効にすることがあります。文書化されている影響を読み、初回セッションやゲートウェイ用の認証情報に関する条件も確認してください。

組織が意図して設定している場合は、承認された構成か別のレビュー方法を使ってください。任意のローカル設定が原因なら、その値を定義した場所から削除してクライアントを再起動します。確認用のプロンプトを再実行し、実行ログを見てください。環境変数を変えただけでは、成功の証拠にはなりません。

セッションは続くが、モデルの組み合わせを拒否された

実際に選ばれた両モデルのIDとavailableModelsを確認してください。保存済みのアドバイザーでも、メインモデルと対応していなければ有効にならない場合があります。

APIが送信された組み合わせを拒否すると、Claude Codeはadvisorなしでリクエストを再送します。会話はエラーを表示せずに続く場合があります。対応する組み合わせのアドバイザーを選び、/clear、/compact、または新しいセッションを使ってから再確認してください。

会話を消去する前に、作業に必要な情報を残してください。この復旧方法はモデルの組み合わせの拒否に対するもので、あらゆるゲートウェイの拒否に使えるわけではありません。

Input tag ‘advisor_20260301’が表示される

Input tag 'advisor_20260301'を含む400または422は、ゲートウェイかその先のサービスがadvisorのツール型を拒否したことを示します。

2.1.280以降のClaude Codeは、この拒否を認識します。advisorの定義と対応するベータ値を取り除き、一度だけリクエストを再試行します。コードを書くセッションは復旧しても、アドバイザーは動かないままになることがあります。

ゲートウェイ互換性ガイドでは、この状態の継続範囲を定めています。同じベースURLへのリクエストは、Claude Codeを終了するまでadvisorを省略します。この状態では/advisorも利用できません。接続経路を修正した後、Claude Codeのプロセスを完全に終了して再起動してください。/clearだけでは、文書化されている状態のリセットにはなりません。

古いクライアントなら、まず更新してください。現行のクライアントでもエラーが出る場合は、ゲートウェイの運用担当者にツール定義の次の点を確認してもらいます。

  • tools内の型がadvisor_20260301の定義が、このツールに対応するAnthropicの接続先まで届いていること。
  • 対応するanthropic-betaの値advisor-tool-2026-03-01も一緒に転送されていること。
  • 接続先が返すエラー本文に、Claude Codeが拒否を認識するための元の文言が残っていること。

ツールと対応するヘッダーを外すと通常のリクエストが成功するなら、advisorなしへのフォールバックは確認できます。それだけでは、advisorへの対応を証明できません。

2026-11-06時点で、BetterTokenの一覧にはclaude-sonnet-5-5とclaude-opus-5-5があります。Claude Code向けの設定手順では、ANTHROPIC_BASE_URLにhttps://bettertoken.aiを使い、/v1を付けません。モデルを利用できても、advisorへの対応が確認できたことにはなりません。利用する接続経路の対応状況を確認し、実際の相談も検証してください。

通常のMessagesリクエストも失敗する場合は、まず最小構成のClaude APIリクエスト手順で接続を切り分けます。その後で、advisorの確認用プロンプトをもう一度試してください。

advisorを無効にする

相談を止めたいときは、セッション内で次のコマンドを使います。

/advisor off

完全に無効にするには、起動前にBashで次の環境変数を設定します。

export CLAUDE_CODE_DISABLE_ADVISOR_TOOL=1
claude

この変数を設定すると、/advisorは利用できず、advisorModelも無視されます。Claude Codeは--advisorフラグを受け付けますが、動作には影響しません。

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