Sora終了後の代替サービス:無料・スマホ・ローカル・API別の選び方
Soraのアプリ、Web版、APIは終了しました。本記事では作品のエクスポート方法を確認し、Runway Freeの限定的な無償試用と有料のGen-4.5を区別したうえで、スマホ制作、複数ショットと会話、ローカル生成、API向けの代替サービスを示します。価格は2026年9月26日時点です。
目次

SoraのアプリとWeb版はすでに終了し、APIも停止日を迎えました。最初にやるべきことはモデル比較ではなく、Soraに残っている作品のエクスポートです。その後で、無料で試したい、スマホで作りたい、複数ショットの会話シーンを作りたい、手元のPCで動かしたい、APIに組み込みたい、といった実際の用途から代替先を選びます。
結論は明確です。支払いなしで操作を確認するならRunway Freeのアカウントに現在表示される限定モデルを使いますが、Gen-4.5にはStandard以上が必要です。スマホ制作ならRunway、複数ショットと会話ならKling VIDEO 3.0、Veo固有の制御や対話型編集ならGoogle Gemini API、対応ハードウェアでのローカル生成ならLTX Desktopを先に試してください。 以下の価格と利用条件は2026年9月26日に確認しました。
代替サービスを選ぶ前にSoraの作品を書き出す
OpenAIによると、SoraのWeb版とアプリは2026年4月26日に終了し、Sora APIは2026年9月24日に終了しました。同社の公式な終了案内には、サービス終了後、および提供できる場合の最終エクスポート期間後にデータが完全削除されると記載されています。
今すぐ次の手順を実行してください。
- sora.chatgpt.com/sunsetを開きます。
- Exportを選択します。
- OpenAIアカウントに登録したメールアドレスで、ダウンロード通知を確認します。
- アーカイブをダウンロードし、正常に開けることを確かめ、別の保存先にもコピーします。
OpenAIは、提供される可能性がある最終エクスポート期間について、保証された終了日を公開していません。提供できる場合はメールで知らせ、できるだけ早く書き出すよう案内しています。カウントダウン表示を待たないでください。
Soraで何をしていたかによって最初の候補が変わる
| 主な用途 | 最初に試すサービス | 最初の候補にする理由 | 現在の利用条件と料金の境界 |
|---|---|---|---|
| 支払いなしで操作手順を確認する | Runway Free(限定トライアル) | 初回クレジットは明記されているが、対象モデルは変わる | 初回のみ125クレジット。ログイン後に現行モデルを確認。Gen-4.5はStandard以上 |
| iPhoneまたはAndroidで制作する | Runway | 両方に公式アプリがある | スマホで利用できるが、全機能にはPCを推奨 |
| 複数ショットと音声会話を含む短い物語を作る | Kling VIDEO 3.0 | マルチショット、ネイティブ音声、キャラクター参照、最大15秒が現行モデルに含まれる | 解像度と音声の有無により1秒6〜12クレジット。音声制御は別途加算 |
| 複数の参照素材を使い、会話しながら動画を修正する | Gemini Omni Flash | Googleが一貫性、複数入力の推論、複数ターン編集の標準モデルとして推奨 | APIの720p出力は実効約0.10ドル/秒。Gemini APIの動画無料枠はなし |
| シーンを延長する、または最終フレームを制御する | Veo 3.1 | Googleがシーン延長、最終フレーム制御、既存Veoパイプライン向けと位置付けている | Liteは0.05ドル/秒、Fastは0.10ドル/秒、Standardは720pで0.40ドル/秒から |
| オープンソースのデスクトップ環境をローカル実行する | LTX Desktop | 各生成をクラウドへ送らず、自分のマシンで動かせる | 対応ハードウェアが必要。アプリはベータで、モデルウェイトに別条件がある場合もある |
| 現行の複数モデルを1つの開発者APIで使う | Runway Dev | Runwayと一部の第三者モデルを1つの課金体系で扱える | APIクレジットは1点0.01ドル。モデルごとに消費量が異なる |
これは用途別の推奨であり、画質の総合順位ではありません。すべてのサービスで同じプロンプト、参照素材、設定を使った共通の公式ベンチマークは確認できません。
Runway Freeは操作確認用で、Gen-4.5の無料枠ではない
Runway Freeはインターフェースと生成手順を確認する用途には向きますが、Gen-4.5を無料で使う入口ではありません。Freeプランの説明では、期限のない初回125クレジットと、変更される可能性がある限定的なモデル群が案内されています。現行リストはログイン後に確認します。Freeで生成した動画には透かしが付き、追加クレジットは購入できません。
Gen-4.5の公式仕様はStandard以上を必要とし、生成1秒につき12クレジットです。5秒は60クレジット、10秒は120クレジットになります。この計算は有料プラン向けなので、Freeの125クレジットをGen-4.5の10秒動画1本または5秒動画2本として説明してはいけません。
個人向けプランの現在価格は、Standardが月払い15ドル、年払い換算で月12ドル、Proが35ドルまたは28ドル、Maxが95ドルまたは76ドルです。Standardは月625クレジット、Proは2,250、Maxは9,500です。StandardとProのクレジットは更新時にリセットされ、Maxは最大1か月分を繰り越せます。
Freeは、アカウントに現在表示されるモデルと、プロンプト、生成、書き出しの流れを確認するためだけに使います。アップグレード表示が出るモデルはFree対象外です。Gen-4.5を評価するなら、Standard以上で60または120クレジットを見積もります。
Runway、Google、Klingの無償利用の境界
Gemini APIの料金表では、Gemini Omni FlashとVeo 3.1の動画無料枠は利用不可です。Googleの一般ユーザー向けプランにはGeminiとFlowでの動画生成が含まれますが、これはサブスクリプションであり、無料API枠ではありません。
Klingの開発者向け資料には統合テスト用のトライアルリソースパッケージが記載されています。ただし、確認した公開ページには継続的な数量や、一般ユーザー向けに毎回付与される無料枠が明記されていません。Klingアカウントに表示されたクレジットは、そのアカウント向けの条件として確認してから計画してください。
LTX Desktopはローカル実行時にクラウド生成料金を避けられますが、「ローカル」と「無料」は同じではありません。対応GPUやメモリ、ストレージ、電力、モデルのダウンロード、セットアップ時間が必要です。
スマホ制作ならRunwayを最初に試す
Runwayのモバイル互換性ページには、iPhone版とAndroid版の公式アプリが明記されています。Soraを主にスマホで使い、短いプロンプト、画像から動画への試作、外出先での下書き確認をしていた人には、最も移行しやすい候補です。
スマホアプリで生成を開始し、結果を確認できます。ただし、完全なインターフェース、大量の素材管理、複雑な制作工程が必要になったらPCへ移ってください。Runway自身もフル体験にはデスクトップまたはノートPCを推奨しており、iOSアプリはiPadをサポートしていません。
すでにGoogle AIプランを契約している場合は、Googleが2番目のモバイル候補です。Googleの米国向けプランページでは、GeminiとGoogle Flowの動画生成が含まれ、Google AI Proは月19.99ドル、Ultraは月99.99ドルです。利用量や機能の対象条件は変わるため、固定本数を想定せず、アカウント内の現在の上限を確認します。
Kling VIDEO 3.0のガイドには、アプリ専用のキャラクター録画手順があり、モバイル体験が存在します。ただし、確認した公開ガイドには、世界各国のアプリストアでの安定した提供範囲や、継続的な無料枠が示されていません。スマホ中心で決めるなら、公式条件が明確なRunwayを先に試すのが安全です。
複数ショットと会話ならKling VIDEO 3.0を選ぶ
Soraで1つのプロンプトから、連続した動きではなく小さな物語全体を作っていたなら、Kling VIDEO 3.0を最初に試してください。公式モデルガイドには、自動またはカスタムのマルチショット生成、ネイティブ音声、開始・終了フレーム、キャラクター参照、3〜15秒のクリップが記載されています。
同じガイドでは、中国語、英語、日本語、韓国語、スペイン語の会話に対応し、複数話者や指定アクセントも扱えます。短い広告、掛け合い、絵コンテのプレビュー、カットと台詞を一緒に設計したいキャラクターシーンに向いています。
VIDEO 3.0の現在のクレジット消費は次のとおりです。
| Kling VIDEO 3.0のモード | 720p | 1080p | 10秒の例 |
|---|---|---|---|
| ネイティブ音声なし | 6クレジット/秒 | 8クレジット/秒 | 60または80クレジット |
| ネイティブ音声あり | 9クレジット/秒 | 12クレジット/秒 | 90または120クレジット |
| 音声制御の追加 | +2クレジット/秒 | +2クレジット/秒 | +20クレジット |
この数字を第三者の推定レートでドル換算しないでください。公開ガイドが示すのはクレジット消費です。クレジットの現金価格は、現在の購入画面に表示されるパッケージやアカウント条件によって変わる可能性があります。
複数ショットの物語構成と会話が中心ならKlingを選びます。単純な画像から動画への変換なら、Runway Freeアカウントに現在表示されるモデルを確認できますが、Gen-4.5の無料試用とは考えないでください。APIの秒単価はGoogleの方が予算化しやすい形で公開されています。
ローカルまたはオープンソース用途ならLTX Desktopを選ぶ
自分のマシンで動かしたい、アプリケーションコードを確認したい、生成素材を毎回クラウドに送らない構成にしたい場合、LTX Desktopが最も分かりやすい候補です。LTX Desktopの公式リポジトリでは、テキストから動画、画像から動画、音声から動画を扱うオープンソースのデスクトップアプリとして説明され、ローカルモデルとAPIフォールバックの両方が用意されています。
ローカルモードには明確なハードウェア条件があります。
- WindowsまたはLinux:16GB以上のVRAMを備えたNVIDIA CUDA GPU。Windowsでは160GB以上の空きディスク容量も必要です。
- Apple Silicon Mac:macOS 13以降で、起動時に15GB以上の空きメモリ。搭載メモリが15GBという意味ではありません。
- 非対応または性能不足の環境:アプリはAPI専用モードになります。
デスクトップアプリのコードはApache-2.0ですが、ダウンロードするモデルウェイトには別のライセンス条件が付く場合があります。また、アプリはBetaと明記されているため、変更を前提にしてください。LTX 2.5 Fastがローカルの標準モデルで、Pro系はAPI専用です。一部機能は旧ローカルチェックポイントまたはクラウドモデルに依存します。
すでに対応ハードウェアを所有し、モデルのダウンロードとセットアップを受け入れ、ローカル制御を重視するならLTX Desktopを選びます。少数の短い動画のためだけにGPUを新規購入するなら、まずクラウドプランや秒単位課金のAPIを試す方が簡単です。
APIならGoogle直結とRunway Devを目的で選び分ける
Google固有の制御が必要なら、Gemini APIを直接使います。Googleの動画生成ガイドは、複数入力の推論、キャラクター一貫性、会話による修正にGemini Omni Flashを標準として推奨しています。Veo 3.1は、シーン延長、最終フレーム制御、既存のVeoパイプラインとの統合向けです。
現在の有料API料金は次のとおりです。
| Googleモデルと出力 | 1秒あたり | 10秒出力 |
|---|---|---|
| Gemini Omni Flash、720pの実効レート | 約0.10ドル | 約1.00ドル |
| Veo 3.1 Lite、720p | 0.05ドル | 0.50ドル |
| Veo 3.1 Lite、1080p | 0.08ドル | 0.80ドル |
| Veo 3.1 Fast、720p | 0.10ドル | 1.00ドル |
| Veo 3.1 Fast、1080p | 0.12ドル | 1.20ドル |
| Veo 3.1 Standard、720pまたは1080p | 0.40ドル | 4.00ドル |
| Veo 3.1 Standard、4K | 0.60ドル | 6.00ドル |
Googleは、文書化された音声処理の問題によって生成が失敗した場合は課金しないと説明しています。Gemini APIの無料枠では動画モデルを使えません。
複数モデルを1つのAPIと課金体系で比較したいなら、Runway Devを選びます。APIクレジットは1点0.01ドルです。Gen-4 Turboは1秒5クレジット、つまり0.05ドル/秒、Gen-4.5は1秒12クレジット、つまり0.12ドル/秒です。現在のRunwayカタログにはVeo 3.1、Gemini Omni Flash、その他の提供元も含まれます。ルーターを使う場合、応答には選択されたモデルと実際のクレジット消費が示されます。
Google固有の機能が必須ならGoogleの直接API、モデル切り替えと請求の一本化が重要ならRunway Devを選びます。各ベンダー独自の最新機能を最速で使えることより、運用を単純化したい場合にRunway Devが向きます。
Klingにも公式の開発者プラットフォームがあり、中国国外のサーバー向けにグローバルエンドポイントが用意されています。マルチショット、キャラクター、会話の挙動そのものが移行理由なら、このAPIを試してください。公開資料には安定したドル/クレジット換算がないため、リソースパッケージの価格と割当量は開発者コンソールで確認します。
同じ1ショットで代替サービスを比較する
自分の用途と異なるデモ動画だけを見て、Soraのワークフロー全体を移行しないでください。実際の仕事に近い小さな比較課題を用意します。
- 本当に必要な5〜10秒のショットを1つ選びます。
- 可能な範囲で、同じプロンプト、アスペクト比、長さ、参照画像を使います。
- 1回分の表示価格だけでなく、許容できる結果までに必要だった生成回数を記録します。
- 音声、文字、キャラクターの外見、最終フレームが必要な工程で維持されるか確認します。
- APIでは、タスク作成、ポーリング、失敗処理、出力の保持期間、実際の請求額を記録します。
- クライアント案件で使う前に、商用利用条件とモデルウェイトの条件を確認します。
1秒あたりの料金が安くても、再生成が多ければ総額は高くなります。数本だけならサブスクリプションは無駄になり得ます。ローカルモデルはクラウド料金を抑えられても、セットアップとレンダリング時間が増えます。最小の現実的なショットで、契約前にこれらの違いを見極めてください。
Sora終了後の最終的なおすすめ
- まずエクスポート: OpenAIのSora sunsetページを使います。最終期間の保証された締切日は公開されていません。
- 支払いなしの操作確認: Runway Freeは初回125クレジットですが、対象モデルは変わります。アカウントで確認し、Gen-4.5にはStandard以上を使います。
- スマホの第一候補: iPhoneとAndroidの公式アプリが文書化されているRunway。
- 複数ショットと会話: ショット設計、ネイティブ音声、多言語会話が現行仕様に含まれるKling VIDEO 3.0。
- 対話型の動画編集: Googleの一般向けツールまたは有料APIで使うGemini Omni Flash。
- Veo固有の制御: Gemini API経由のVeo 3.1。
- ローカル実行: 対応するNVIDIAまたはApple Silicon環境でのLTX Desktop。
- 複数モデルの開発者向けルート: Runway Dev。ベンダー固有機能が必須なら直接APIを選びます。
機能一覧が最も長いモデルではなく、以前のSora用途に一致するカテゴリから始めてください。実際のショットを、許容できる試行回数、継続できる費用、使い続けられるアクセス方法で完成できるサービスが、あなたにとっての正しい代替です。